issue-35

午後3時ごろ高速湊町を降りてしゅうすけさんのいるホテルにリコとハイエースで向かう。するとリコがいきなり"しゅうすけだがん!!"と叫び出した。初めは何のことか分からなかったがしゅうすけさん達が横断歩道を歩いていた。咄嗟にクラクションを2回軽やかに鳴らした。

ホテルの路側帯に車を止め後部座席をつくった。

"元気だった〜?"と言うしゅうすけさんは金髪になっていた。半年ぶりに会ったしゅうすけさんと千鶴さんとは全く久しぶり感が無かった。

 

みんなでハイエースに乗ってマンボウを目指して高速を走った。ドミコやエイジを聞きながら。おれのプレイリストに入っている曲はあの人も聞いている。気づけば2人で歌詞を口ずさんでラキストを吸う空間はとってもエモかった。郡山インターから京奈和無料区間に入ったあたりでアオピーにも連絡を入れた。会社でハイエースからマークXに乗り換える時、後部座席に闇雲に積まれたおれの荷物が多すぎてみんなは驚いていた。でもおれは自称ミニマリストだ。なんとか荷物をトランクにりこちゃんが詰め込んでくれて皆んな座ることができた。ギュウギュウだったけど。

 

マンボウに入るとアオピが6番テーブルに先に座って待っていた。"先何か頼んどこか?"とのLINEを見たのは次の日の朝だった。

 

To be continued