issue-239

 

てるちゃん大事なことを忘れてないかい?私が毎朝爆弾おにぎりを作ってキスをして見送っていること書いてないね?仕事にはこれがセットなのに。初めはきちんとお弁当作ってましたはい。でも、おにぎりのほうが洗い物も出ないしはやく食べれるけん、おにぎりの中にお弁当の具材を詰めた通称爆弾おにぎりにしてくれ。と言われそこから毎朝爆弾おにぎり3個に、弁当の具材を多めに作った朝ごはんを食べさして、玄関まで行ってチューをして見送っている。大事です。書いてください。

 

 

てことはさておき、洗濯物を干しながらタラタラと泣き終わって、今は心を落ち着かせようとしてソファーに座ってるところ。なんで泣いたかと言うと、さっきメイちゃんがこの生まれてから5ヶ月間で初めて見るミルクの量をベッドに吐いて一瞬窒息しそうになってて、リコが心配のあまり背中を強く叩きすぎてメイちゃんがびっくりしてた。それで背中叩くことトラウマなっちゃわないかなとか、リコのこと暴力的に怖くなっちゃわないかな、ほんとに死んじゃったらどうしようとか心配なって家族に相談したら、パパが、「大丈夫。叩かれたことより苦しさで覚えてないから!親は嫌われても助けること。そこを間違えたらダメだよ。死にそうなら絶対助けろ。」てライン送ってすぐに返事がきて。あまり多くを語らないお父さんだからこの言葉がジーンときた。リコが反抗期真っ盛りだった時もヤクザと関わった時も学校行かずに遊んでお先真っ暗な時も、お父さんお母さんが必死で元のレールに戻してくれたことを思い出してなんだか感慨深くて涙が止まらなかったのです。高校も行けないと言われたあのチンピラお姉ちゃんが、新聞配達して稼ぐわとほざいていた田舎の小娘が、親になったのです。まだまだ若くて初めてのことだらけで、おんぶしながらてるちゃんのために夜ご飯つくったり、メイちゃんと玄関のモニター見ながらパパまだかなあとてるちゃんの帰りの無事を祈ったり、ドア開けながらメイちゃんに話かけてトイレしたり、毎日を必死に子育てや家庭に費やして、あっという間に毎日が終わって、でもお父さんお母さんの言葉は、1番のわがまま娘だったりこが本当に親になったこと改めて分からせる。普通の人はこんなんで涙は出ないだろうけど、出産して親になればもう家庭や子供系のことは泣かずにはいられませんよ。

これからもずっとリコの中ではメイちゃんが1番。どんなことがあってもリコが絶対にメイちゃんを助けて愛していくんだ何があっても