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天気が良く当たり前のように太陽が出ている。玄関前にある段に座って夢中になってフリーの自伝(アシッド・フォー・ザ・チルドレン)を読みながらFleaの作品であるHelen Burnsというアルバムを聴いているといつの間にかそのアルバムは終わっていた。ふと気がつくと、いつの間にか違う音楽がシャッフル再生で流れていて、まるで乗り慣れた電車で寝過ごし、降りる駅を見送って気がつけば新世界に来ている気分だ。

 

活力の元となる太陽の光が降り注ぎ優しい風が吹く。足元には無数の赤い細胞の様な虫が集団行動をしている。これくらいの過ごしやすい気温がずっと続いてくれたらと思う。

 

 

ベビーはもうすぐ誕生し、長い梅雨が開ける頃には一緒に外で遊びたい。

 

 

 

空にはまるで地球を二分するかの様な雄大な飛行機雲が先ほどまであったのに、今では消えかかって、次の飛行機雲が新しい世界を創ろうと試みている。