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仕事でのトイレ掃除っていう業務ほどクソなものはない。モップがけをしたら隅っこにタバコの灰や絡まった髪の毛が目立つ感じで残っている。

 

もちろんおれはそれは無視する。

 

 

バケツいっぱいの水でそれらを目掛けて一度流したことがあった。最悪の極みだ。床は目一杯の水浸し。それに、おっさんのションベンも散らかり放題でその液体まで散る。こんなことになるならすべきではないのは安易に想像出来る。

 

 

でも、トイレットペーパーだけには気を遣う。当然だ。良い気分で糞したあと手を伸ばしてトイレットペーパーがない時ぐらい最悪なことはない。たとえ人類の中で一番嫌いなやつだったとしてもそいつにも尻を拭く権利はある。

 

 

今まで秘密にしていたが一度、上本町でクソをした後トイレットペーパーがなく、予備もなかったことがある。こんな時、選択肢は限られる。その時、おれは躊躇なく自分のパンツを目一杯使い尻を拭きそれをそのまま便器に捨てて流し詰まらせた。

 

 

仕事でトイレ掃除がある奴に言いたい。トイレットペーパーだけには気を遣うんだ。