issue-235

あと数回のスタジオのバイトを終えて風呂上がりにポートワインを飲んだ。 

 

今日はスタジオに散歩がてらアオピが訪れた。奴は今自分ルールの中で禁煙2週間目だ。某スーパーでバイトをしてる奴がいうには店長クラスならボーナスで100万らしい。それが高いのか普通なのかもまだ分からないが3桁を超えると良い給料だと今は感じる。

 

 

8月から正社員となり生活は大きく変わるのかどうか。恐らく変わるはずではある。けど良くない方向へとは変わりたくない。好きなバンドが方向を変え、落胆した時の失望感が大きい様におれはそうなりたくないと思う。

 

 

いつかこの生活を"懐かしい"と感じる日々が来るのだろう。去年の夏の退廃的な日々も、留学時代の短調な生活も今となれば全て懐かしい。けど、戻ってきて欲しいとも思わない。それで良いと思う。時間の流れは一方通行であり続けることに意味があり、過去に固執することはそれに相反することになる。つまり流れは止めるべきではない。今は留めていれてもいつかは決壊する。

 

 

 

ということは、好きなバンド好きな時期のサウンド固執することは良いことではないのでは?と感じるが、それは違う。好きなものと好きでないものは別である。

 

 

 

こういう風に大人は好きな様に自分勝手な思考で締め括ることが出来る。これも"大人"になったおれ達の特権なのだろうか。